「少年エスパーねじめ」の評価・感想まとめ

少年エスパーねじめ完全版の表紙

ぽんこツ

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基本データの情報まとめ・無料で読む方法は?

この項目では本作品の基本情報と無料で読む方法についてまとめています。

タイトル

少年エスパーねじめ(しょうねんエスパーねじめ)

作者

尾玉なみえ(おだまなみえ)

打ち切り作品が多いことで有名な漫画家です。本作品も週刊少年ジャンプで連載され20週で打ち切られました。

また本作品は同作者の「純情パイン」と同じ世界観を共有しており、「森めめんと」「飯岡あん」など同じキャラクターが登場しています。

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「森めめんと」は短編集「ロマンティック食堂」にも登場しているよ。

掲載誌

週刊少年ジャンプ(2002年13号 - 33号)

巻数

全2巻(通常版)

電子版は出ていません。

全1巻(完全版)

全20話+α。詳しくはこちらで。で。集英社ではなく講談社から発行されています。

あらすじ・概要

少年エスパー響ねじめは少年エスパーである!2歳にして3歳半のやる事を3回に1回は完璧にこなし、5歳ですでに大人料金でバスにのり、中1までは女湯に入場し続けるという気概の少年ねじめの愉快漫画!

引用:少年エスパーねじめ(ジャンプコミックス)|amazon

混沌とした世界の成立を望む暗黒エスパー。彼らから平和を守るため戦う白エスパーの主人公「ねじめ」の周囲を巻き込んでのドタバタバトルを描いたギャグ漫画です。

毒の強いギャグと時折かなり下品な下ネタが出てくるのが特徴。また連載が進むに連れて暗黒エスパーとの対決描写が減り、学校の同級生との交流を描いた日常回が増えていく傾向があります。

限定版・新装版などはあるか

この作品には通常版の他に完全版とコンビニコミック版が出ています。

完全版には連載+読み切りが2編、新作描き下ろしが1編収録されています。

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最終回の10年後を描いた描き下ろしの内容はなかなか衝撃的。

コンビニコミック版は同作者の「純情パイン」との合体本となっており、両作品の全話が収録され553ページの大ボリュームとなっています。

試し読みや無料連載を行っているか

講談社コミックプラス

ソク読み

amazonなか見!検索

講談社コミックプラス、ソク読みとamazonで第1話が無料公開されています。

「打ち切り」と「最終回」について

少年エスパーねじめの検索候補

「少年エスパーねじめ」とGoogleに打ち込むと、関連キーワード(検索候補)の中に恐らく「打ち切り」と「最終回」が並ぶと思います。

ということは本作品が打ち切りだったのか、最終回はどのような話だったのかが気になっている方が多いと思いますので、この項目ではそれぞれについて説明もしくは考察したいと思います。

打ち切りか否か?

週刊少年ジャンプは読者アンケートによる人気投票の結果を重要視しています。投票数が少ない作品は徐々に掲載順が後ろに下がっていき、最終的には打ち切られて(強制的に終わらせられて)しまいます。

その作品が打ち切りだったのか否かは基本的には公表されないのですが、本作品に関しては確実に打ち切りです。

全20話の全2巻と前作の「純情パイン」より健闘していますが、やはり短期の打ち切りとなっています。

この点に関しては作者本人も積極的に自虐ネタにしており、完全版の小口部分には大きく「One More Jump」と描かれています。

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なおこの作品以降週刊少年ジャンプに尾玉なみえ作品は一度も掲載されていません。

最終回のネタバレ

こちらでは簡単にですが最終回の内容について紹介します。

学校の花壇で芋の栽培を行い一攫千金を目論む「練川えすてる」。主人公の「ねじめ」はその企てに強引に協力させられます。

畑を拡大するために「えすてる」は知り合いを次々と脅迫。無理やり従わせ働かせることで校庭一面が畑になるに至ります。

流石にその酷い有様は学校の先生である「飯岡あん」に見咎められ、騒ぎの首謀者として「えすてる」は突き出されます。

しかし「えすてる」は先生から叱責を受けそうになる土壇場で今までの行動は全て「ねじめ」に命令されたものだと発言、責任をなすりつけようと画策します。

「ねじめ」はこの先生と「えすてる」のやり取りを聞いておらず『確かに畑を耕したのはほとんど俺だ』と適当に返事。あっさりと首謀者扱いされ先生から罰を受けさせられます。

そして難を逃れた「えすてる」の次の芋の栽培こそは成功させてみせると意気込んだシーンを最後に本作品は完結します。

この芋騒動は最終話で脈絡なく突然始まるためハッキリ言ってかなり意味不明な最終回です。

ただ16話の時点で本筋である黒エスパーとの決着は付いてる(…よね?)ので一応投げっぱなしということはありません。

ちなみに完全版には描き下ろしとして10年後の世界が描かれており、逞しくなった「るきじ」や妊娠した「飯岡あん」などが登場します。

皆それぞれ10年前とは違った姿を見せますが唯一「ねじめ」は怪しげな薬の力で老化が止まっており当時の姿のまま。元々歳を取らない幽霊の「森めめんと」は新しい友人と遊んでおり彼らの姿を見た「へび」は『僕は何を期待していたんだろ?』と物思いに耽るというなんとも言えないエピローグとなっています。

レビュー(評価・感想)

この項目では評価・感想をレビューボックスに沿ってまとめています。

少年エスパーねじめの5段階評価
面白さ
(3.5)
絵の上手さ
(4.0)
健全さ
(2.5)
爆笑
(4.0)
キャラクター
(3.0)
おすすめ
(2.5)

面白さ

失速を感じる部分もありましたがかなり面白かったです。

序盤~中盤の暗黒エスパーとの対決やクラスメイトとの日常を描いた回はかなり笑わせてもらいました。

短期打ち切り作品なだけに後半の「るきじ」の両親の話が増えてくる辺りからちょっと勢いは落ちたかなという印象。

それを差し引いても十分面白く記憶に残る回も多かったため大満足です。

ぽんこツ

本編も面白いですが個人的には完全版に収録されているシュールな要素が強い読み切り版の“角ばって堅い編”が大好きです。

絵の上手さ

少しクセがある絵柄ですが読みやすいです。

少女漫画風の絵が特徴です。

個性的な容姿のキャラが多く描き分けは完璧。コマ割りもわかりやすいのでサクサク読めました。

健全さ

お色気描写はゼロ。下ネタは出てくるとインパクト大。

お色気描写は全くありません。

下ネタは頻度自体はそこそこですが、出てくるとかなり強烈なのが登場します。

ぽんこツ

特に貧乏少女「練川えすてる」が絡むと下品な話になりがちです。

爆笑

酷すぎる下ネタに吹き出してしまいました。

全体的にワードセンスが秀逸だった印象。

ツッコミの言い回しが面白く特に下ネタ回ではそのセンスが遺憾なく発揮されており何度も笑わせてもらいました。

ぽんこツ

第8話の撮影回と第12話の検尿回は本当に酷い(褒め言葉)。

キャラクター

○○が可愛い・カッコいいといった要素はほぼありません。

濃い設定のキャラが多いですがあくまでギャグ要素です。

唯一「森めめんと」がキャラの可愛さに重きをおいているキャラに感じますが、中心となる話は1度のみです。

ぽんこツ

完全版の裏表紙には「そんな事よりめめんとかわいいよめめんと」と書かれています。

おすすめ

万人受けは難しいですが他にはない独特の魅力を感じる作品。

少女漫画風の絵柄は好みが分かれる印象。下ネタも苦手だと厳しいかも。

短期打ち切りなため終盤やや迷走する傾向にあります。特に最終回は拍子抜けしてしまうかも知れません。

全20話ですぐ終わるため手に取りやすいのは良い点かと。描き下ろしにエピローグがあるため買うなら完全版をおすすめします。

打ち切り作品ですが本当につまらない作品なら完全版やコンビニコミックなどは出ません。「少年ジャンプには早すぎた」と称される独特の世界観を持った作品に興味がわいた方は是非。

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同作者

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