「高校アフロ田中」の評価・感想まとめ

高校アフロ田中第1巻の表紙

ぽんこツ

レビュー(評価・感想)に一気に飛びたい方はここからジャンプ!

基本データまとめ・無料で読む方法は?

この項目では本作品の基本情報と無料で読む方法についてまとめています。

タイトル

高校アフロ田中(こうこうアフロたなか)

作者

のりつけ雅春(のりつけまさはる)

“アフロ田中”はシリーズ化しており、『高校』→『中退』→『上京』→『さすらい』→『しあわせ』→『結婚』の順となっています。

本作品はシリーズ第一作目であり、高校時代の田中広(主人公)が描かれています。

ぽんこツ

連載が進んでいくペースとほぼリアルタイムで年齢が進んでいくのが特徴で、現在連載中の「結婚アフロ田中」で広は32歳となりました。

公式Twitter

「のりつけ雅春」さんのTwitter

作者本人の個人アカウントです。

掲載誌

ビッグコミックスピリッツ(2002年1号 - 2004年31号)

巻数

全10巻

あらすじ・概要

ある朝、学校に行こうとした岡本は、学生服のアフロ野郎が自分の自転車のカギを壊そうとしているところに出くわす。カギを壊し終え、自転車を走らせるアフロだが、ギアが故障していたため坂の上で止まってしまう。追いついた岡本はマジバトルの末、アフロを撃破。ところがそのアフロは、その日付けで岡本のクラスに転校してきた田中という男だった!!

引用:小学館eコミックストア

埼玉の立華高校にアフロヘアーが特徴的な「田中広」が転校、そこでボクシング部である「岡本一」と出会うことから始まるギャグ漫画です。

「田中」は「岡本」に誘われてボクシング部に入部。ですがそこにはやる気のない先輩部員しかおらず、ろくにボクシングをしないまま彼らとダラダラと過ごす高校生としての日常が描かれます。

ボクシング部メンバーは『デブ』『ブサイク』といった要素を持ったいわゆる非モテ集団であり、彼らが思春期特有の性衝動に振り回され失敗を繰り返す姿を描いた下ネタギャグが作品の特徴となっています。

ぽんこツ

この男が煩悩に振り回される姿をリアル(?)に描くスタイルは、アフロ田中シリーズ全体を通して一貫しています。

試し読みや無料連載を行っているか

アフロ田中シリーズが無料公開中

高校アフロ田中|出典:小学館公式サイト

小学館公式サイト

ピッコマ

amazon「期間限定 無料お試し版」

小学館公式サイトやピッコマ、amazonではなんと第1巻~第3巻までなんと丸ごと無料公開中(9月9日まで)です。

4巻以降は各巻の冒頭から約10ページが無料公開されています。

「高校アフロ田中」と「稲中」の関係とは?

高校アフロ田中の検索候補

「高校アフロ田中」とGoogleに打ち込むと、関連キーワード(検索候補)の中に恐らく「稲中」と表示されると思います。

検索候補に出てくるということはこの両者の関係が気になっている方もいると思いますので、この項目ではその関係性について説明したいと思います。

「稲中」とは古谷実の有名ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」のことです。「行け!稲中卓球部」は稲豊中学校の卓球部メンバーの日常を描いた作品で、週刊ヤングマガジンで連載され大ヒットし後のギャグ漫画に大きな影響を与えました。

そしてこの「高校アフロ田中」はその「行け!稲中卓球部」の作風にかなり似ており、特にメンバーの構成や画風(主に顔芸)はそっくりです。エピソード単位でもチラホラと似たような展開の回があり、パクリと呼ばれることもしばしばあるようです。

作風が似ていることに関しては作者本人も理解しており、ケンドーコバヤシが漫画家と対談する番組『漫道コバヤシ』に登場した際には“稲中に強く影響を受けた”と語っています。

両者がコラボしたりといった企画は今までありません。よって検索候補に出てきた理由は単に似ていると感じた人が多くいたために出てくるようになったと考えて間違いないと思います。

なおシリーズ中で露骨に「稲中卓球部」との類似性を感じるのは「高校アフロ田中」のみです。「中退アフロ田中」以降からは主人公の広が学校を辞めていることもあってだいぶ別物に変わっていきます。

レビュー(評価・感想)

この項目では評価・感想をレビューボックスに沿ってまとめています。

高校アフロ田中の5段階評価
面白さ
(3.5)
絵の上手さ
(4.0)
健全さ
(2.0)
爆笑
(3.5)
キャラクター
(5.0)
おすすめ度
(3.0)

面白さ

メインメンバー5人がダラダラと青春を消費していく様が面白い。

非モテで女性と縁がない男同士が交わす下品で他愛のない会話がちょっと共感できる部分もあったりして面白かったです。

ぽんこツ

改めて読み直してみるとなぜか不良漫画風のバトル展開なんかも結構あったりして方向性を模索しているような印象を受けました。

またサブストーリーとしてデブの「井上」がバイト先で出会う無口な女性キャラ「ロボ」と交流するラブコメ(?)があるのですが、こちらもかなり楽しめました。本編(広関係の話)より楽しんでいたような気がします。

絵の上手さ

キャラデザは個性的でわかりやすくコマ割りも非常に読みやすいです。

登場人物の画風は序盤はシワを多く書き込んだやや濃いめの作画で少しクセがありますが、巻数が進むにつれて少しづつマイルドになっていきます。

キャラデザは女性はちょっと似たような顔立ちの人が多いですが、男性は皆個性的で描き分けがしっかり出来ておりコマ割りもわかりやすいので読みやすいです。

健全さ

直球気味のド下ネタがかなり多いです。お色気描写もちょくちょく登場。

思春期の高校生が考える即物的で直結脳な描写が山のように出てきます。

ぽんこツ

2巻に出てくる合コン回なんかはその最たる話で、若い頃に性欲に振り回された経験のある人には強烈なインパクトがあるかも知れません。

お色気描写も青年向け雑誌での連載ということもあってやや多め。ただあくまでギャグとしてのワンシーンです。

爆笑

思春期の衝動に振り回されるその姿に笑いました。

年頃の男がついやってしまうバカな行動や失敗にちょっと同情しつつも笑えました。

ぽんこツ

もちろん誇張はされていますが、第三者の視点から見ると本当にこの頃の行動って頭悪かったなあ…とちょっと感慨深くなったり。

また個人的には広が893の車をショベルカーで埋める回も大好きです。めちゃくちゃで。

キャラクター

ここで出会うボクシング部メンバーとは本当に長い付き合いとなります。

“アフロ田中”は現在の時点で50巻以上続いている長いシリーズです。そして連載ペースと同じペースでキャラも歳を取っていくというのがシリーズの特徴となっています。

この作品で広が出会うボクシング部メンバーの『岡本』『村田』『大沢』『井上』は広が32歳になった最新作「結婚アフロ」にも登場するため、シリーズを追いかけると広を含めたそれぞれのキャラの成長過程や人生の歩みを見守ることになりなかなか感慨深いものになっていきます。

ぽんこツ

そういった意味ではこれほど深くキャラを掘り下げていく漫画はなかなか無いかも知れません。

おすすめ

“アフロ田中”シリーズの中では少し異質の存在です。

本作品は全体的にゆるい空気が流れるのが特徴の“アフロ田中”シリーズの中で少し浮いている存在です。

前半は妙にアクティブで高いテンションのギャグが多くまだ方向性が定まってない部分が感じられます。小学館側もマンガワンなどでは方向性がある程度固まった第二作目の「中退アフロ田中」から無料公開を始めるなど「高校アフロ田中」をシリーズの初心者向けと考えていない節があります。

本作品から読み始めたほうがメインメンバーの関係性がわかりやすいのは間違いありません。ただ「中退アフロ田中」から読み始めてこのシリーズが自分に合うか試すのも悪くない選択かもしれません。

いわゆる思春期あるあるを大袈裟に描いた作品なのでそれに関連した下ネタがかなり多いです。下ネタが苦手な人には向いていないと思います。

モテない男のフラストレーションを描いたシーンが多いので非モテ寄りのコミュニティに属していた人のほうが共感できる…かも。

シリーズものは最初からガッツリと読んでいきたい考えている人、下ネタが好きで特に非モテ系のギャグが好きな方におすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です