「王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜」の評価・感想まとめ

王様はロバ第1巻の表紙

ぽんこツ

レビュー(評価・感想)に一気に飛びたい方はここからジャンプ!

基本データまとめ・無料で読む方法は?

この項目では本作品の基本情報と無料で読む方法についてまとめています。

タイトル

王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜(おうさまはロバ〜はったりていこくのぎゃくしゅう〜)

通称“王ロバ”

副題についてはあまりしっくりきていないのか、7巻の幕間に「なんで俺は『はったり帝国の逆襲』なんてサブタイトルを…」と作者が膝を抱えるおまけ4コマがあります(本心かは不明)。

作者

なにわ小吉(なにわこきち)

デビュー作「丸まった亀」がギャグキングという漫画賞(賞金500万円と『週刊少年ジャンプ』掲載を確約)を受賞。しかし本名・住所が書かれていなかったため連絡先不明となり、名乗り出て貰うためジャンプの誌面上で連絡を求める異例の呼び掛けが行われたという逸話を持っています。

ぽんこツ

この「丸まった亀」は第1巻の巻末に収録されています。
同作者の他作品
  • くぴっと一杯
  • はるまげ

全ての作品がギャグ・コメディです。

「くぴっと一杯」はスーパージャンプ、「はるまげ」は週刊少年サンデー超で連載しどちらも完結しました。

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しばらく音沙汰がありませんでしたが、2018年9月にジャンプ+で読み切り「さびれ森のらら子さん」を描いたことで話題になりました。

掲載誌

週刊少年ジャンプ(1994年17号 - 1996年52号)

ジャンプの巻末には基本的にギャグ漫画が掲載されています。この巻末のギャグ枠はアンケートの影響を受けにくい固定枠となっているのですが、その枠の元祖となる作品がこの「王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜」と言われています。

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ジャンプの巻末を飾ったギャグ漫画は、本作品以外では「ピューと吹く!ジャガー」「磯部磯兵衛物語」などが有名です。

巻数

全7巻(通常版)

電子版も出ています。

全4巻(コンビニコミック版)

電子版はありません。詳しくはこちらで。

あらすじ・概要

巨大怪獣「ゾウラ」襲来!ビル街へ上陸した彼らだが、基本的にはでっかくなった象。果たしてその対処法とは…!?「~~ラ」シリーズや、おとぎ話の登場人物が集団になる「集団」シリーズなど、キレ味鋭い小ネタを多数収録!「週刊少年ジャンプ」巻末を賑わせた傑作ショートギャグ、第1巻!

引用:集英社コミック公式

オムニバス形式の作品で序盤は1ページ毎の小ネタギャグが中心。巻数が進むにつれて1話完結型のギャグを描くスタイルに変わっていきます。

「日本ちょっと沈没」や「集団○○」といったIfの世界や妄想を描いたギャグが多め。変わった着眼点を元に話を展開するシュールな作風が特徴です。

限定版・新装版などはあるか

この作品にはコンビニコミック版が出ています。

通常版より大きいB5版サイズ。1冊250ページ前後あり分厚くなっています。また通常版のコミックスには無い製作の裏話を描いた4コマ漫画などの描き下ろしが収録されています。

ぽんこツ

通常版7巻に収録されていた読み切りや短編集は収録されていないので注意です。

試し読みや無料連載を行っているか

集英社 S-MANGA

コミックシーモア

amazonなか見!検索

S-MANGA、コミックシーモアとamazonで各巻の第1話が無料公開されています。

レビュー(評価・感想)

この項目では評価・感想をレビューボックスに沿ってまとめています。

王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜の5段階評価
面白さ
(3.5)
絵の上手さ
(4.0)
健全さ
(4.0)
爆笑
(3.0)
キャラクター
(3.0)
おすすめ
(3.5)

面白さ

とにかく目の付け所が変わっています。

序盤の小ネタ系のギャグは正直ちょっとシュール過ぎてついていけませんでしたが、「中井出」などが登場し始める中盤以降のショートストーリー系のギャグはかなり楽しめました。

ネーム(下書き)から始まってラストのページでその正体がわかる話や、意図的に吹き出しの順番をズラして描かれた話などメタ的な要素を含んだ斬新なギャグもあり、その着眼点に驚かされる話が多かったです。

ぽんこツ

作者の「なにわ小吉」さんを天才と称する人が多いのも納得。

絵の上手さ

非常に読みやすい。

いい意味で淡白でスッキリしている絵柄だと思います。表情や動きもわかりやすく、何を描いているのかわからないということもありません。

ぽんこツ

ちなみにGoogleに「なにわ小吉」と打つと検索候補に「彼岸島」が出るのですが、これは絵柄が似ていることが原因と思われます。

健全さ

基本的にはかなり健全です。

下ネタは少なく、あってもテキストなので直球気味の表現はありません。

お色気描写も露骨なものは少なめ。ただ妙に水着姿の女の子の登場率が高く体のラインが目立つ女性キャラが多いので、作者本人が作中で語っているように女の子が描きたくてしょうがないんだろうなというのは伝わってきます。

ぽんこツ

裏王ロバ載せればよかったのに。あればね?

爆笑

笑うというより感心してしまう話もチラホラ。

わかりやすくボケとツッコミがいないのが特徴で、シチュエーションコメディ的な要素が強めです。

ギャグに大きな緩急がないので爆笑はなかなかありませんでしたが、クスッと笑えるシーンが多く楽しめました。

ぽんこツ

個人的には“延々と開き続ける箱”や“透明人間になれる薬”といったちょっとブラックなオチの回が好きです。

キャラクター

キャラではなくストーリーで勝負してくる作品。

単発ネタが中心のオムニバス形式なので、特定のキャラが大きく掘り下げられることは少ないです(風と真理子の物語くらい?)。

見た目や性格の個性が強いキャラもあまり登場しませんが、「アリクイ編集者」「中井出」など記憶に残ったキャラもいました。

おすすめ

かなりシュールなので好みが分かれそうな作品です。

ツボにハマれば面白いのですが、クセの強いギャグが多く人を選ぶ作風だと思います。

下品な要素は少なく毒気もあまり強くないので箸休め的な面白さを期待する人にはいいかもしれません。

他にはない着眼点のギャグが多いので、ベタなギャグではなく少し変わった切り口のギャグを読みたい人におすすめです。

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