「イジらないで、長瀞さん」の評価・感想まとめ

イジらないで、長瀞さん第1巻の表紙

ぽんこツ

レビュー(評価・感想)に一気に飛びたい方はここからジャンプ!

基本データまとめ・無料で読む方法は?

この項目では本作品の基本情報と無料で読む方法についてまとめています。

タイトル

イジらないで、長瀞さん(イジらないで、ながとろさん)

作者

ナナシ

同作者の他作品

この作品以外に単行本化された作品はありません

主に同人方面で有名な作家でpixivなどでは『774』というHNを使用しています。

昔は残酷で猟奇的なイラストを大量に描いていましたが今はそういった趣味からは距離を置いている模様。同人活動自体は今も続けているようです。

ぽんこツ

作者の過去作を知っている人は今は一般向けを描いていると聞くと驚くかも知れません。

公式Twitter

「ナナシ」さんのTwitter

作者本人の個人アカウントです。

掲載誌

マガジンポケット/マガポケ(アプリ)

マンガアプリです。公式Webサイトもあります。

2017年11月に連載開始しました。

巻数

既刊5巻 <連載中>

あらすじ・概要

最恐の“Sデレ少女”、現る!!!心がザワつく、ちょっと歪なラブコメディ♪「後輩の女子に泣かされた……!!」ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた! 先輩を、イジって、ナジって、、はしゃぐ彼女の名前は――『長瀞さん』! 憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。

引用:講談社コミックプラス

共学の高校を舞台に美術部でぼっちの主人公「八王子(作中ではほぼセンパイ呼び)」と褐色の肌が特徴的なドSヒロイン「長瀞さん」の交流を描いたラブコメディです。

「長瀞さん」が主人公のオドオドとしたオタク的な挙動をイジる(というか詰る)シーンがかなり多いのが特徴。その言動はオタクもしくは非モテな読者にはグサッと来るような指摘が多くラブコメにしてはキツめの描写が多いですが、あくまで愛情の裏返しと言った面を含んでいるというのが本作品の基本スタイルとなっています。

限定版・新装版などはあるか

この作品にはマンガ小冊子が同梱された特装版が出ています。

2巻の特装版には作者描き下ろしの特別編が約10ページ(フルカラー)に加えて「朝凪」「A-10」「しろまんた」といった主に同人界隈で有名な作家の方12人がイラストを寄稿しています。

3巻の特装版は作者+「広江礼威」「おりもとみまな」「名島啓二」といったアニメ化作家も加えた10人の描き下ろしミニマンガがそれぞれ2ページ程度収録。

5巻の特装版は「岡本倫」「山本崇一朗」「谷川ニコ」といった豪華作家陣が11人、それぞれ約3ページ程度のミニマンガやイラストを寄稿しています。

ぽんこツ

5巻特装版の「鈴木健也(ギャル子ちゃん作者)」さんが描いたミニマンガは774さんの同人誌のパロディになっておりかなり過激です。

試し読みや無料連載を行っているか

マガポケ

講談社コミックプラス

amazonなか見!検索

マガポケで火曜日に隔週で連載中。

第1話~第3話と最新話が無料公開されています。また時間経過などで貯まるチケットやポイントを利用することで全話を無料で読むことが出来ます。

講談社コミックプラスでは冒頭から約30ページが無料公開、amazonでは現在なんと1巻がまるごと無料公開されています。

アニメや実写の原作になっているか?

この作品はアニメ化・実写化ともにしていません。

ですが長瀞役に声優の「黒沢ともよ」さんが声をあてた公式PVは制作されています。

「イジらないで、長瀞さん」公式PV

Youtubeの週刊少年マガジン公式チャンネルにて2019年2月7日に公開されました。

Pixiv版「長瀞さん」とは?

長瀞さんの検索候補

「長瀞さん」とGoogleに打ち込むと、関連キーワード(検索候補)の中に恐らく「pixiv」という単語が並ぶと思います。

この「pixiv」と「長瀞さん」には密接な繋がりがあるので、この項目ではその繋がりについて説明したいと思います。

長瀞さんというキャラは元々作者のナナシさんがpixivで『長瀞さんと先輩』というタイトルで公開したCG集に登場したオリジナルキャラクターでした。

このCG集にはドMな先輩とドSな後輩(長瀞さん)のやり取りが描かれており、『長瀞さんと先輩』以後も『先輩とサンドバック』や『長瀞さんと帰宅』など何作か描かれシリーズ化。そのバイオレンスで刺激的な作風は大きな反響を呼びました。

このpixivに投稿された長瀞さんシリーズが「イジらないで、長瀞さん」の前身にあたる作品となっています。

ぽんこツ

pixiv版の長瀞さんは「イジらないで、長瀞さん」の長瀞さんよりかなり暴力的でSっ気が強いキャラとなっています。

このシリーズはpixivで全て無料公開されており、ナナシさんのpixivアカウントから閲覧することが出来ます。


ちなみに「長瀞さんを、イジりたいっ」は3巻の特装版に付属する小冊子の名前のことです(正式名称は『長瀞さんを、イジりたいっ!!』 )。

特装版の小冊子にはそれぞれ名前がついており、2巻特装版は『イジっちゃったよ、長瀞さん』、5巻特装版は『そこイジるんすか、長瀞さん!』となっています。

ぽんこツ

特装版の内容についてはこちらの項目で。購入の際にはAmazonなどで詳細を確認するのがおすすめです。

レビュー(評価・感想)

この項目では評価・感想をレビューボックスに沿ってまとめています。

イジらないで、長瀞さんの5段階評価
面白さ
(4.0)
絵の上手さ
(3.5)
健全さ
(2.5)
爆笑
(2.0)
キャラクター
(4.5)
おすすめ度
(3.0)

面白さ

「長瀞さん」の行動があくまで愛情の裏返しであるとわかると感想が変わりました。

ネットの画像や試し読みでチラ見していた時はナヨナヨとした主人公とキツい罵倒を繰り返すヒロインの組み合わせのアクが強く正直あまりいい印象を持っていませんでした。

ただ単行本で読んでみるとだいぶ印象が変わりました。1巻の単行本には幕間に「長瀞さん」が照れながら少しやり過ぎたことを反省している描写が挟んであるのですが、これが大きかったように感じます(連載版には描かれていません)。

ぽんこツ

第3話の幕間で怒ってないか何度も聞く「長瀞さん」かわいい。

最初の数話は本当にただただ「長瀞さん」が口の悪い嫌な奴としか描かれておらず愛情の裏返しという面が伝わらないため、これの有無は印象に大きく差が出るかもしれません。

基本的には主人公と「長瀞さん」の関係の進展を描くラブコメとなっており読んでいて思わずニヤけてしまうシーンが多く楽しめました。褐色のヒロインというのも個人的に好みでよかったです。

絵の上手さ

ラブコメディとしては普通。

女性キャラは皆とても可愛く描かれています。コマ割りも読みやすく描き分けもしっかりしていたのでサクサク読めました。

ただラブコメでは女性キャラが可愛いことやある程度の画力は大前提みたいな部分があるのでそういった意味では飛び抜けたものはないかも。

たまに真っ白な背景が多い回があったり線が荒れているように感じたりした回もあったのであまり安定感はないかも知れません。

健全さ

下ネタは少しだけ。お色気描写はちょくちょく登場。

下ネタの登場頻度は低めです。ドSがテーマとなっていますが過激な下ネタはありません。

お色気描写の登場頻度はやや高いですが、あくまで少年誌的なサービスカットといった印象。コスプレシーンが多いのが特徴で露出が多い衣装が多めです。

爆笑

ちょっとしたハプニングや掛け合いにフフッと笑える。

絵柄や作品全体の雰囲気自体は明るいコメディ調(最初の数話を除く)ですが、本作品は基本的には日常系よりの微笑ましいやり取りが中心となっています。

ただ「長瀞フレンズ(ファミリー)」の登場頻度が上がった4巻以降はキャラ同士の掛け合いが増加。進撃の巨人のパロディギャグも出てくるなど段々とコメディ色が強くなってきている印象です。

ぽんこツ

とりあえず周りに便乗する「ヨッシー」好き。

5巻後半から最新話は部の存続が絡んだストーリーものになっておりややシリアス寄りになっていますが、この展開がどの程度続くかなどは不明です。

キャラクター

ドSな「長瀞さん」が見せるベタなデレが微笑ましい。

「長瀞さん」はラブコメに出てくるメインヒロインとしては容姿・性癖ともに個性が強いです。主人公を罵倒しながらも興奮している姿はまさにドS。

ただ照れ隠しに主人公を小突く姿や意外とウブであったりする面は非常にベタでわかりやすく可愛いです。意外とヤキモチ焼きな面も見ていて微笑ましく、読み進めていくことで少しづつ感想が変わるキャラでした。

また主人公も初めはいつもオドオドしていてまさに「長瀞さん」が指摘するような気持ち悪いオタクキャラと言った感じでしたが、誠実であったり男らしい面も描かれた後はある程度は好印象になりました。

おすすめ

ドSとドMというコンセプト上キャラのクセは強め。人を選ぶ描写が多いのは序盤のみ。

主人公はかなりナヨナヨしている上に「長瀞さん」に言われっぱなしというシーンが多いのでただの情けない男にしか見えない可能性あり。話が進むとある程度改善されますがこういった男主人公が苦手だとかなり厳しいと思われます。

「長瀞さん」もドSという設定なのでこちらも人を選ぶと思われます。特に序盤の罵倒は結構キツめなので注意。

ただ主人公に対してのあたりが異常に強いのは本当に序盤のみで、割と早い段階でツンデレヒロインによるベタなラブコメに変わっていきます。

ぽんこツ

この点はよかったと感じる人ともっとハードコアなままであって欲しかった人とで意見が分かれるみたいです。

絵柄は目が大きくてデフォルメも多く使われるいわゆる萌え系。よくある深夜アニメ系の絵柄に抵抗がなければ問題ないと思いますが、調べてみると「長瀞さん」がよくする片目を半目にして狂気じみた笑みを浮かべるシーンが苦手という方もいるみたいなので注意。試し読みをしておくと確実です。

下ネタは意外とマイルドなのでこの点は人を選ぶほどでは無いと思います。ただ非モテやオタク煽りの台詞は多いのでこの辺りが苦手だと厳しいかも。

既刊5巻なので今なら手に取りやすいと思います。ドSとドMの恋愛に興味が湧いた方、一味違った刺激的なラブコメを求めている方におすすめです。

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