「お坊サンバ!!」の評価・感想まとめ

お坊サンバ!!第1巻の表紙

ぽんこツ

レビュー(評価・感想)に一気に飛びたい方はここからジャンプ!

基本データまとめ・無料で読む方法は?

この項目では本作品の基本情報と無料で読む方法についてまとめています。

タイトル

お坊サンバ!!(おぼうサンバ!!)

作者

飯島浩介(いいじまこうすけ)

「ゼウスの種」は週刊少年マガジンで連載し完結、「育てち魔おう!」はマンガボックスで現在連載中です。

ぽんこツ

本作品は作者唯一の小学館での連載です。

公式Twitter

「飯島浩介」さんのTwitter

作者本人の個人アカウントです。

掲載誌

週刊少年サンデー(2007年29号 - 2009年47号)

巻数

全8巻

あらすじ・概要

ある日、出家を決意したチワ丸は、反対する両親を「つらくなったら…帰ってくるですー!!」と説き伏せて大坊主寺へと旅立つ。そしてお寺に到着したチワ丸は、住職の大坊主のもとへと案内され、自己紹介もそこそこに「透」の数珠を操る大坊主に心を読まれることに。その時、チワ丸の考えていたこととは…!?

引用:小学館eコミックストア

持つものに様々な能力を授ける“大数珠”、この大数珠を操る最高位のお坊さんである「大坊主」に主人公の「チワ丸」が弟子入り志願することから始まるギャグ漫画です。

大数珠は108つの珠が連なった数珠であり、多くの猛者がこの激レアアイテムを狙っていました。「チワ丸」もこの大数珠を狙って弟子入り志願しておりスキを見て盗もうと画策しますが、ひょんなこと(というかトイレに流してしまった)から大数珠は世界中に散らばってしまいました。

この散らばった108つの大数珠を「チワ丸」と「大坊主」、そして大坊主の愛弟子「ハンサム」とスクープを狙ってついてきた女子アナの「みどり」が協力して集める旅が軸のストーリーとなっています。

拾った数珠を使って悪さをしている相手を懲らしめて取り返すという展開が多いため、意外とバトル要素があります(シリアス要素はゼロ)。

全体的にテンション高めでテンポの早い勢い重視のギャグが特徴。また「チワ丸」は主人公らしからぬ外道な性格なため、歯に衣着せぬ物言いが多く毒っ気が強いギャグもしばしば登場します。

試し読みや無料連載を行っているか

小学館eコミックストア

ソク読み

amazonなか見!検索

小学館eコミックストアとソク読み、amazonでは各巻の冒頭(10~30ページ程度)が無料公開されています。

打ち切りか否か?

お坊サンバの検索候補

「お坊サンバ」とGoogleに打ち込むと、関連キーワード(検索候補)の中に恐らく「打ち切り」という単語が並ぶと思います。

ということは本作品が打ち切りだったのかが気になっている人が多いと思いますので、この項目では簡単にですが打ち切りか否かについて考察したいと思います。

基本的にその作品が打ち切りだったのか否かは公表されません(稀に作者自身が告白することはあります)。なので読者側はあくまで予想するしか無いのですが、本作品に関してはほぼ確実に打ち切りだったと思います。

まず週刊連載で全8巻というのはちょっと少なめです。ただこれだけでは決定的とは言えません。

次に終盤のストーリー展開ですがこれはかなりのブツ切りです。最終回自体は○○年後のキャラの姿を描くエピローグを語るスタイルになっており綺麗にまとまっていますが、最終回一つ前の回は完全に通常回です。なので読んでいると急に話が飛び終わってしまうので打ち切りだったのかなという印象はかなり受けます。

ぽんこツ

ただ元々ストーリーを気にして読む漫画ではないので読後感はよかったです。

そしてある意味で一番決定的なのは作者自身がもう本当に限界だったと語っている点です。

最終巻の巻末には年表形式で連載時の状況が日記のような文体で書かれているのですが、描きたいことと望まれていることのギャップに苦しんでいたことやどうしてもネタが出てこないこと、「極度のストレスで体重が減り、爪にヒビが入り、髪の毛が抜け始める。」「もう何を描いても面白く出来ないと感じ、悲しむ」などの体調不良や苦悩が延々と掲載されており、連載終了は時間の問題だったように見受けられます。

ぽんこツ

この「お坊サンバ!!」連載の苦悩とその解放については作者のブログにも掲載されています。
えー、2年半連載したお坊サンバが終わりました。
巻末コメントにも書いたとおり
お坊サンバを描くことはもう限界でした。
(この辺のことは最終巻で詳しく書きます)
応援してくれたお坊ファンの皆さんには
申し訳ないと思っています。すみませんでした。
ただ、個人的なことを言わせて頂くと、
脳みそが壊れて作家生命絶たれる前に終われたので
ホント良かったです。いやぁ、ホント良かった。
だって壊れても誰も助けてくれないもん。

引用:お坊サンバが終わった。| あの漫画家 飯島浩介の日記

年表には「2009年9月 終了が決まる。喜ぶ。アンチお坊の読者もきっと喜ぶ。」と書かれており、恐らくここで打ち切り宣告されたと予想されます。

レビュー(評価・感想)

この項目では評価・感想をレビューボックスに沿ってまとめています。

お坊サンバ!!の5段階評価
面白さ
(3.0)
絵の上手さ
(3.5)
健全さ
(3.5)
爆笑
(4.0)
キャラクター
(3.5)
おすすめ度
(3.0)

面白さ

小ボケの連続でテンポよく読めるのが楽しかったです。

細かいギャグが多く散りばめられておりツボにはまるとクスッと笑えてよかったです。全体的にボケとツッコミのテンポがよくなかなか楽しめました。

ただ後半は明らかにネタ切れを感じるエピソードがチラホラあったのが残念。バナナの皮を何度も天丼で使うネタなんかは正直うーんと感じました。

ぽんこツ

単行本では後半幕間に愚痴っぽい自虐が書かれるようになりネタ出しに一杯一杯だったことが伝わります。

絵の上手さ

デフォルメが強いギャグ漫画らしい絵柄。

キャラクターは全体的にデフォルメが強く頭身もバラバラです。

なんでもありで激しい動きをよくしますが何をしているかわかりづらいということはありません。コマ割りも読みやすく全体的にかなり読みやすい絵柄です。

健全さ

下ネタは特定のキャラの登場回を除くと少なめ。お色気描写はほぼゼロです。

基本的には下ネタはほとんどありません。

ただ後半に登場する「金玉子」という女性キャラは完全な下ネタキャラなため、登場すると一気に内容が下品になります(登場頻度は低め)。

お色気描写もほとんどありません。

一応「みどり」の水着やお風呂シーンなどはありますが絵柄的にも内容的にもそういう描写を期待して読む類の作品ではないかと思います。

ぽんこツ

読み返してみたら3巻の32話でチラッと見えてて驚きました(報告)

爆笑

「イヌ」の扱いの悪さと謎の強さのギャップに笑いました。

「イヌ」はいわゆるイジられキャラで損な役回りが多く酷い目に遭うことが多かったですが、体を張ってギャグをするところやバトルでは無駄に強いところなどが笑えました。

ぽんこツ

やたら有能な必殺技“犬牙竜風剣”大好き!

また「ハンサム」の顔芸を使ったツッコミも意外と切れ味があり思わず吹いてしまうこともありました。

キャラクター

主人公の「チワ丸」を筆頭に個性の強いキャラが多め。

「チワ丸」は可愛らしい(?)見た目でありながら基本攻撃がルール無用の不意打ちメリケンサックという外道一直線なスタイルでなかなか新鮮でした。

自己中心的で打算的なあの性格もギャグ漫画的にはアリで笑えました。最終回のあの姿にも納得。

「大坊主」「ハンサム」「みどり」もそれぞれ個性がありその上で少しだけ人間味が感じられて憎めないキャラになっていてよかったです。

ただちょっと後半はサブキャラクターが増え過ぎかなとは感じました。「たけ子」あたりはもうお腹いっぱいだった印象です。

ぽんこツ

でも「チーター」と「コチーター」は好き。

おすすめ

作品全体のテンションが合うか否かで評価が大きく変わると思います。

全8巻と手に取りやすいのはメリットです。ほぼ打ち切りですが最終回はそれなりにまとまっています。

絵柄は人を選びにくいですが読みたくなるフックがあるタイプではないかも。作画自体はとても読みやすいです。

下ネタも基本的にはほとんど無いので苦手な方でも大丈夫だと思います。出てきてもあくまで少年誌の下ネタといった印象です。

意外と毒気のある台詞が出てくるのでこのあたりは人を選ぶかもしれません。また小ボケの連続はツボにハマると笑えますが合わないとかなりスベっていると感じる可能性があります。

勢いで押し切るタイプのギャグが中心なので地味に好みが分かれそうです。テンポよく読める明るい少年誌系のギャグが読みたい方におすすめです。

ぽんこツ

ギャグ漫画家の産みの苦しみを漫画を通してリアルタイムに読めるという点で貴重な作品…かもしれません。

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