「純情パイン」の評価・感想まとめ

純情パイン完全版の表紙

ぽんこツ

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基本データまとめ・無料で読む方法は?

この項目では「純情パイン」についての基本データと無料で読む方法についてまとめています。

タイトル

純情パイン(じゅんじょうパイン)

作者

尾玉なみえ(おだまなみえ)

打ち切り漫画家として有名な作家で、本作品と「少年エスパーねじめ」は週刊少年ジャンプで連載されるもどちらも短期打ち切りとなっています。

その後の連載も短命で終わる作品が大半ですが、唯一月刊少年シリウスで連載された「マコちゃんのリップクリーム」は全11巻まで続きました。打ち切り漫画家の汚名を返上した形になります。

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「脳酸球」「ロマンティック食堂」は連載ではなく読み切りを集めた短編集です。

掲載誌

週刊少年ジャンプ(2000年47号 - 2001年9号)

巻数

全1巻(通常版)

本誌に掲載された全13話が収録されています。電子版は出ていません。

全1巻(完全版)

全13話+α。詳しくはこちらで。集英社ではなく講談社から発行されています。

あらすじ・概要

20XX年、地球はオナップ星人の襲来に大変困っていた…。そんな地球を救うべく、純情博士に見出されたみつおとみちる!2人が5分以内に「古の交換日記」を2往復させると…大きな乙女純情パインが登場!

引用:純情パイン (ジャンプコミックス) | Amazon

世界征服を目論む宇宙人が操る巨大怪獣を倒すため小学生の「花田みちる」と「純川みつお」が巨大な乙女「純情パイン」に変身して戦う、ウルトラマンに近い流れをフォーマットとしているギャグ漫画です。

少年誌らしからぬえげつないギャグや下ネタが多いのが特徴。また同級生とのトラブルや宇宙人との交流を描いた日常回も多く、段々と本筋から脱線していく傾向があります。

限定版・新装版などはあるか

この作品には通常版の他に完全版とコンビニコミックが出ています。

完全版には連載+赤マルジャンプなどに載っていた読み切りが5編、没ネームが4編が収録され計320ページと大ボリュームになっています。

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読み切り版は連載版よりも下ネタとブラックな要素が強めです。

コンビニコミック版は同作者の「少年エスパーねじめ」との合体本となっており、両作品の全話が収録されこちらも553ページの大ボリュームとなっています。

試し読みや無料連載を行っているか

講談社コミックプラス

ソク読み

amazonなか見!検索

講談社コミックプラス、ソク読みとamazonで第1話が無料公開されています。

打ち切りか否か?

純情パインの検索候補

「純情パイン」とGoogleに打ち込むと、関連キーワード(検索候補)の中に恐らく「打ち切り」という単語が並ぶと思います。

ということは本作品が打ち切りだったのかが気になっている人が多いと思いますので、この項目では簡単にですが打ち切りか否かについて考察したいと思います。

週刊少年ジャンプは読者アンケートによる人気投票の結果を重要視しています。投票数が少ない作品は徐々に掲載順が後ろに下がっていき、最終的には打ち切られて(強制的に終わらせられて)しまいます。

その作品が打ち切りだったのか否かは基本的には公表されないのですが、本作品に関しては確実に打ち切りです。

まず作品自体が全13話の全1巻で完結しており歴代の週刊少年ジャンプ打ち切り漫画の中でもかなり短い方となっています。

この短期打ち切りという点に関しては作者本人も積極的に自虐ネタにしており、単行本カバーでは「この漫画は打ち切り漫画ですが、描いている最中は、打ち切られないようにと思って描いていたので、打ち切られる漫画のようにおもしろくなくはないと思われます」と語っています。


ちなみに「打ち切り」と並んで関連キーワードに登場する謎の単語「円の動き」とは、第1話から登場するキノコ頭の「雉子兄弟」が相手を攻撃する際の予備動作として『円の動き!』と叫びながら相手を囲うように廻る動きのことです。

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シュールなシーンなので記憶に残った人が多い様子。

ある程度周回したのちに挟むようにして二人でクロスボンバーを放つのですが、この際に「マグネットパワープラス!」「マグネットパワーマイナス!」と叫ぶのでキン肉マンに登場する必殺技のパロディだと思われます。

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まさかこんなことを丁寧に説明する日が来るとは…。

レビュー(評価・感想)

この項目では「純情パイン」の評価・感想をレビューボックスに沿ってまとめています。

純情パインの5段階評価
面白さ
(4.0)
絵の上手さ
(4.0)
健全さ
(2.5)
爆笑
(4.0)
キャラクター
(3.0)
おすすめ
(2.5)

面白さ

ただの打ち切り漫画で終わらないインパクトを感じました。

本作品はわずか13話で打ち切られてしまった作品ですが、内容は濃く読んでいて衝撃を感じた回がチラホラありました。

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特にヒロインの「みちる」のお腹に宇宙人の卵が寄生し母性に目覚めてしまう回は強烈。

読者層を無視したギャグである点や打ち切りによる酷いオチといった内容の面白さとは別の笑いを含んでいることは否めませんが、とても楽しませてもらいました。

絵の上手さ

少女漫画風のポップな作画が特徴的。

少年ジャンプのギャグでは珍しい絵柄です。

キャラデザに多少クセはありますが読みづらいということはありません。

健全さ

下ネタは多め。お色気描写はありません。

少年誌的で幼稚なギャグとちょっと大人向けなワードを織り交ぜた下ネタになっています。

お色気描写は全くありませんが、なぜか作品全体に妙な不健全さが漂うのが特徴です。

爆笑

独特な世界観とワードセンスがクセになります。

少し変わった感性の下ネタが多く画風とのギャップで笑ってしまいました。

昼ドラ的な展開やワードが使われるなど毒気の強いギャグが登場することもあり少年ジャンプじゃ打ち切られるのもやむなしといった感じですが、この独特の世界観にはなかなか他では味わえない中毒性が感じられました。

キャラクター

キャラの魅力を前面に押すタイプの漫画ではありません。

基本的にはカッコよさや美しさなどのキャラの魅力を掘り下げたりする展開はありません。

ただ2話目から登場するツインテールの少女「森めめんと」には恋愛要素が多少あり、容姿が可愛いことあって単独wiki(アニヲタwiki)が存在するなど地味にファンが多いようです。

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本作品は同作者の「少年エスパーねじめ」と同じ世界の設定となっており、『飯岡あん』と『森めめんと』は両作品に登場します。

おすすめ

人を選ぶのは確実ですがハマる人にはハマる作品

短期打ち切り作品である以上万人受けするタイプでは無いのは間違いありません。

終盤の展開はだいぶ本筋とズレており、最終回は無理やり話をまとめるためかかなり強引な締め方となっています。

読みづらくはありませんが絵柄は独特なので人を選ぶ印象。下ネタに関しては頻度が高いので苦手だと厳しいと思います。

稀に「ガンダム」や「キン肉マン」などのパロディが登場しますが詳しくなくても問題はありません。

古い上に打ち切り作品でありながらも完全版にコンビニコミック、更には電子版まで用意されている辺りに作者にコアなファン層が付いていることが伺えます。

打ち切り作品には打ち切り作品なりの尖った魅力があるので、下ネタが好きで一味違った少年(?)向けギャグを楽しみたい方におすすめです。

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同作者

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